覚えることのない日本史

日本史の学習において、よくこんなことが言われます。
「あの生徒は本当の実力がない」
「範囲がある定期試験はできても、範囲のない模試はできない」
これは、事実ではありません。

まず、これは「本当の実力」がないのではなく
学校の定期試験の問題と模試の問題が、スポーツで言えば
バスケットボールとバレーボールほども異なっていることが原因です。

この近辺の大多数の高校の日本史の定期考査の問題をみても
それは事実です。
無論、これは綿密な入試問題の分析を何十年も行っているから気が付けることです。

ですから、「本当の実力」の問題ではなく
そもそも定期試験と模試、入試では異なった競技を行っているようなものですから、いい点数をとれなくて当然なのです。

2つ目の「範囲」ですがこれは完全にウソです。
なぜなら、英語や数学と異なり、日本史は3 年生になっても
ずっと模試に「範囲」があります。
ですから、「範囲のない模試はできない」というのはウソなんです。

つまり、
日本史問題の「誤文の作り方」
「順番並び替え問題の作り方」(歴史的な重要度が背景)
などを統計的に知ることができれば、
誰しも必ず高い偏差値になれま
(ただし、25 年ほどは分析時間が必要です)。
長坂塾では、独自のテキスト『テーマ別日本史解説集』
(400 ページ過去25 年以上の統計から編集)
を使用した「覚えることのない日本史」を行っています。
結果、偏差値70 台は当たり前であり、過去最高偏差値は「103」です。

残念な5つ勉強方法

1.「覚えるしかない」と思うこと
「覚えること」なしに模試で偏差値70になれます。むろん興味関心の話ではありません。
2.「教科書」をひたすら読むこと
そんな無駄な時間の使い方、こんなことは日本史が専門の私もしたことがありません。
3.問題用紙に「」で直しを記入すること
記入された問題用紙をその後にどうするか考えましょう
4.「年代暗記」が受験に必要だと思い込むこと
昨年のセンター試験で年号は1つも必要とせず100点をとれました。
5.日本史は暗記科目で「勉強法などはない」と思い込むこと。
それを言えば英語だって暗記科目です。